こんにちは。
高校・大学時代の英語嫌いから、26歳で再度勉強に目覚めTOEIC高得点(855)を取得し、アフリカやアジアで実際に英語を使用してきた「学ぶ猿」です。
英語の発音が苦手。
英語の発音が悪いから、できるだけ英語を話したくない。
このように、英語の発音にコンプレックスを持っている方々は多いのではないでしょうか?
最近の日経新聞でも、「小学校の教員、英語の発音に不安が強い」という旨の記事を掲載していました。
めっちゃ、その気持ちわかりますよ!
高校英語で挫折して、25歳まで英語サボってたのが猿ですし…
人によって、「発音は大事」等色んな意見があると思います。
しかし、実際に仕事やプライベートを通して、アフリカやアジアの方と英語で議論してきた私の経験から言わせれば、以下のことを強く主張します。
①発音が苦手でも全く気にする必要なし。
②むしろ、発音や文法等の間違いを恐れず、どんどん話すことが重要。
この2つの考えや姿勢をまずは身につけてほしいです!
自信がなければ、
①ある程度アクセントに気を付ける、
②ゆっくりと話す
等伝わりやすいような多少の工夫は勿論必要です。
他方、「きれいな発音」は二の次です!
英語を話すことは、意思疎通(コミュニケーション)をとることが目的です。
ネイティブ並みのきれいな英語を話すことが目的ではないのです。
この記事を読めば、
①発音を苦手に思ったり、コンプレックスに思ったりする必要がないこと、
②間違いを恐れずどんどん話すことの重要性
をご理解頂けると思います。
前提~英語のスピーキングに関する実態と調査
日本でTOEIC(R) Programを実施・運営する国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)が、最近「英語のスピーキングに関する実態と意識」について、20代~50代のビジネスパーソン男女500名を対象に調査を実施しています。
詳しくは、リンク先の記事を見て頂ければと思いますが、注目したい結果は、主に以下の2つです。
●自身の英語の発音に自信がないと回答した人は55.6%。
また、英語の発音に自信がないため、「英語で話したくない」と思ったことがある人は64.4%。● ネイティブのような発音で話せるようになりたいと思っている人は90.0%。
上記「英語のスピーキングに関する実態と意識」より
ネイティブのような発音で話すことができれば、積極的に英語で外国人に話しかけたいと思っている人は89.2%。
要は、6割以上の人が「発音」が原因で英語を話すことを躊躇しているね。
9割の人がネイティブスピーカーのような発音を望んでいる。
ネイティブスピーカーのような発音でなくても、英語は通じます!
しかし、「きれいな英語の発音」を最優先としてしまっているのが英語学習者の傾向だと言えます。
英語の発音が苦手でも全く気にする必要のない理由~3選
そもそも言語を話して、意思疎通することが重要
日本語を話す多くの外国人の方を思い浮かべて下さい。
例えば、
〇日本の都市部にあるラーメン屋さん
〇旅館のスタッフさん
〇会社や取引先の方
等等。
日本語を話す外国人の方は、皆が皆、きれいな日本語を話すわけではないですよね?
それでも、それなりにゆっくり話して、言葉や文法を大きく間違わなければ私たち、ネイティブな日本人に伝わっているはずです。
私たちも、相手の日本語能力に応じて、なんとか聞き取ろうとするはず。
私たちが、イングリッシュスピーカーと意思疎通しようとするときも全く同じことが言えます。
むしろ、「適切な言葉を適切な場面で使える」、「文法について、概ね正しく話す」、「相手に伝わるようにゆっくり話す」という根本的なことが重要です。
結局、基礎的な「文法力」や「単語力」を使って、如何にアウトプットできるかが大事ということです。
とはいえ、その基礎的な文法力がないよ。。。
という方も多いですよね。
大丈夫です。会話するための基礎的な文法は中学時代に習ってますよ!
まずは、基礎的な書籍を1-2冊読んで、後はアウトプットの練習をしましょう!
最近のベストセラーにもなっている、以下の書籍もおすすめです!
この本は、中学英語で学習するはずの全ての文法を網羅してます。
また、「書く」というアウトプットも多く取り入れた、やさしい練習問題を通して、「自然と英語を組み立てる」ということが身につきます。
世界の約80%はノンネイティブスピーカー
世界で英語を話す人口は約17億人。
そのうち、イギリスやアメリカといったネイティブスピーカーは約4億人。
グローバル採用ナビより
世界にいる、ほとんどのイングリッシュスピーカーはノンネイティブということです。
インドやアフリカ諸国の人口増加に伴い、益々その割合が多くなると予想されます。
割合から見れば、ノンネイティブと話す確率が圧倒的に高そうですよね?
そもそも、ネイティブでもアクセントや発音に違いがあるよね。。。
その通りです!
イギリス出身の友人は、「ブリティッシュイングリッシュこそが格式が高く、国連でもスタンダードだ」と話します。
一方、アメリカ出身の友人は「アメリカは経済等で世界No.1なのだから、アメリカンイングリッシュがスタンダードだ」と平気で口にします。
ネイティブ同士でさえ、こんな主張の違いがあるのですから、日本人である我々は気にする必要ないですよ!
最低限、伝わるアクセントや発音が出来ていれば問題ありません。
他国のイングリッシュスピーカーは、発音を気にせず話している
猿がいたサブサハラのアフリカの同僚たちの話す英語は、大分訛っていました。
(都市部に行って、海外等で高等教育を受けてきたエリート層は勿論、違いますが)
Girl(女の子)
という単語を、彼らは「ゲール」と発音してました。
例を挙げればきりがないですが、元々の現地語の発音をベースに英語を話しているので、どうしてもアフリカ訛りになっています。
それでも、当時猿と同じ村に住んでいたアメリカ人の友人(アメリカ版JICA海外協力隊といわれる、ピースコーのボランティア)たちは、そのアフリカ英語をしっかり聞き取っていました。
慣れてしまえば、言語なんてそんなものです。
また、私の周りには、東南アジアや南アジア出身の友人たちがいます。
きれいな発音を話す人もいますが、大半はそれぞれの地域柄で訛っている英語を話します。
彼らは、訛りなんて気にせず、どんどん話します。
「きれいな英語を話す必要性を感じない。聞き取れなければ、何回でも聞き返せば良い!」
ある東南アジアの英語教師の言葉です。
我々日本人が、如何に発音コンプレックスを持っていることを物語る言葉ですね。
どうしても英語の発音に自信がないときは
はっきり、ゆっくり話す
「発音」に自信がないけれど、外国人相手に英語で意思疎通を図る必要のある時はありますよね。
そんな時は、既にお話ししていますが、「はっきり、ゆっくり」と話すようにしてみて下さい。
頑張ってゆっくり話している外国人の日本語を、私たちは頑張って聞き取ろうとしますよね?
それと同様で、ゆっくり話せば相手に聞き取ってもらえる確率も上がります!
大事なことは、「発音」ではなく「伝える努力をして、伝わる」ことですよ。
下手な発音やゆっくり話していることについて、ネイティブスピーカー等から、馬鹿にされる可能性もあります。
●もしそれが、友人であれば「思いやりのない相手だ」と疎遠になっても構わないと思います。
●もしそれが、仕事の相手であれば、「正確に伝えることが大事だから」と開き直りましょう。
「伝えることが大事」という言語の目的をどうか見失わないでください!
実際にオンライン英会話等で話してみる
とはいえ、「ゆっくり・はっきり」話しても、それが仕事の相手や友人に伝わるか不安。。。
そんな方は、是非オンライン英会話を試してみて下さい!
このインターネット普及の時代にこのようなサービスを使わないのは非常にもったいないですよ。
こちらは無料体験もあります!
是非、ご自分の英語が通じるか、試してみて下さい!
まとめ
「国際会議でずっと話しているインド人、ずっとだんまりな日本人」
なんて言葉を耳したことはありませんか?
これね。結構、その通りだと思います。
アフリカには多くのインド人がビジネスを営んでおり、何回か話したことはあります。
正にそのような印象を受けました。
彼らの多くは、流ちょうに英語を話しますが、発音は決してネイティブレベルではないと思います。
英語を公用語にしているアフリカ諸国も同様です。
それでも、彼らは平気でどんどん話すのです。
「公用語でもない、第二言語として英語を学んでいる日本人」ということを意識すれば少しは気楽に英語を話せそうですよね?
こちらの記事で解説していますが、外国語は「話せば話すほど」上達しますよ。
是非、「発音」は気にせず、どんどん話す姿勢を持って頂ければと思います!
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